Adventurer3の制御3.3

久しぶりにAdventurer3でモノづくりをした。
その際、FlashPrintの「マルチ機器制御-機器の詳細」の中にあった、温度とプリント速度設定ダイアログの内容について調べてみた。

ダイアログ

Adventurer3の場合に表示されたダイアログは、上のようなもの。
ヘッド温度、プラットフォーム温度、プリント速度を、印刷途中で変更できるような仕組みになっている。

送信コマンド

OKを押した場合に送信されたコマンドについて、昔と同様にWiresharkで調べてみた。

コマンドの送信内容

送信された内容は以下のようになっている。

  • M104 S0 T0
  • M104 S新しい温度 T0
  • M140 S新しい温度
  • M663 S新しい印刷スピード

OKボタンを押下したのちこの4つのコマンドが連続で機器側に送信された。

ヘッド温度設定コマンド

M104が該当し、Sの後ろに新しい温度を設定するようにしている。

ただM104コマンド1回で温度設定するのではなく、S0とS新しい温度の2つのコマンドで実行しているのがミソなんだろう。

プラットフォーム温度設定コマンド

M140が該当し、Sの後ろに新しい温度を設定するようにしている。

こちらはM104とは異なり1度のコマンドで温度設定を完了している。

プリント速度設定コマンド

M663というコマンドを使用し、Sの後ろに新しい印刷スピードを設定する。
印刷スピードは百分率で、元と同じスピードは100、半分にする場合は50といった感じの値になる。

M663コマンドはRepRapのGコード表に掲載なかった。Adventurer3(もしくはFlashForgeの機器)専用として独自に定義したのかもしれない。

最後に

上のコマンドと機器探索機能をPrintControllerに組み込もうと思ったけど、面倒そうなのでやめた。

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