フィルムスキャン ケンコー・トキナー KFS-14CB

部屋を掃除していたら、かなり昔のフィルムがあったので、何が写っているかスキャンしてみたくなった。


フィルムが入っていた袋は、1984年のオリンピック協賛のものと南野陽子のものだったので、1983~1986年あたりまでのものなのだろうか。

ポジが10枚ほどとネガが8シートほどの計250枚位。

WEBで調べたところ、フィルムをスキャンする方法として次の方法があった。

  1. 業者にやってもらう
    だいたい1シート400~600円位でCDやDVDにして送り返してくれるということ。
  2. フィルムスキャナーを使い自分で読み込む

今回、どんなもんが写っているかちょっと不安なのもあり、自分でやることにした。
ただ、枚数がそれほど多くないのでフィルムスキャナーを購入するというのも無駄になりそうだし。ということで、フィルムスキャナーをレンタルすることにした。

レンタル会社はRentio、借りたのはケンコーのKFS-14CBという機種。
3泊4日で4000円弱。実際に購入する場合は約18000円なので、スポットで使うにはいいかもしれない価格。

Human Verification
COMBOフィルムスキャナーKFS-14CB | ケンコー・トキナー
写真もフィルムも手軽にデジタルデータ化できる

取り込みは、専用のホルダーにフィルムを挟み込んで、それを機械に挿して取り込む。


スライド用のマウントが付いているポジフィルムは3枚装着できる。

ネガは1段分6枚が装着できるようになっている。

このホルダーを機械に挿して、取り込みボタンを押すことで取り込むことができる。

取り込みの難易度はそれほど高くないが、ホルダーへのフィルム装着が結構手間に感じた。
ただ、250枚ほどは1時間強もあればすべて取り込むことができたので、慣れればそれほどでもないかも。

問題と感じたのは、取り込んだ画像。

ネットで調べるとフィルムの解像度は400~1200万画素相当ということらしいが、昔のフィルムなのでそれほど解像度にはこだわりがなかった。
フィルムで写していた当時も、写真印刷はほぼL版だし、行っても2L位。
今回取り込んだのもそれくらいでも問題なさそうだし、ギリA4まで行けるかなとい感じで取り込めた。

この写真の建物部分だけを等倍にしたのが以下のも。

まあ、それなりに写ってはいるんじゃないかな。

ただ上の写真を見てもわかる通り、ホワイトバランスが全くと言っていいほどきちんとしてなかった。
一応機械の方で自動で調整しようとしてくれたのだけど、まったくいい感じになってくれてなくて、逆にダメな方向になっていくのが多い。

左が後でPCの現像ソフトで補正したもの、右が取り込み時の画像。

こんな感じで、90%ぐらいのネガフィルムがセピアっぽい色合いで取り込まれてしまった。
なんか、如何にも昔の写真ですって感じになる。

取り込み時にフィルムをずらして、フレーム間の黒部分を一度取り込み画面中央あたりに持ってきたりするといい色合いに合わせこんでくれる時はあるのだけど、1枚ごとにやらなきゃいけないので結構手間だったりする。

結局取り込んだのを後処理することにしたのだが、そうすると取り込みフォーマットが非可逆圧縮のJPEGなのがちょっとどうかなというところか。できたら可逆圧縮方式のフォーマットにしてほしかった。

多分、高級機種を使えば、ここらあたりの補正もばっちりなんだろうけど、レンタルでは高級機種がなかったのが残念なところ。
一応調べたら、レンタルスタジオみたいなところに高級機種のフィルムスキャンを置いている場所はあった。

250枚なら、問題ないフィルムか調べて、素直に業者に頼んでおけばよかったかもしれない、というのが今回の感想かもしれない。

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