前回の続き。
問題点とその対応
取り付け部品をつけた後のカメラの蓋が完全に開かない
カメラに、上のようにハウジング取り付け部品をつけた場合、電池、SDカードの取り出しができない。
充電は、USB-Cケーブル経由。写真のダウンロードはアプリかUSB-Cでパソコンに接続してダウンロードということになるんだろうと思う。
部品を外すというのも手っ取り早い手かもしれないけど。
ファインダー
EVFを覗くためのファインダーは、歪みがひどい。
赤いのがEVF側で凹レンズ、黄色いのがその外側についている凸レンズ。右端のがそれを修めるファインダー本体。
このファインダーで覗くと縮小倍率になり、EVF内の画像が90%近く見える感じになる。
拡大率でわかりやすいのは、この画像かな。
これで見るとなんとか行けるんじゃないかと思うけど、EVFをみると周辺は当然流れて見づらいし、中心付近も歪みがひどい。あと縮小されてるんで被写体の認識もしづらい。
これは凹レンズの作りが悪いせいなんじゃないかなと思ってる。
このレンズを外してもいいが、その場合EVF内の50%ほどしか見ることができない。
ただその分通常のEVF表示と同じ拡大率なので画面内の被写体の確認はしやすいかもしれない。
それもあり、レンズを外して運用するというのも手かもしれない。
一応、のぞき込む位置を変えれば上下左右の隅の方も見ることができるし、設定を確認というのであれば、一時的にモニターを有効にしてそちらで見るという使い方もできる。
次に確認したのが、手持ちにあるINONのストレートビューファインダーが取り付け可能かどうか。
取り付けてあるファインダーを外してみたところ、取付穴径は小さかった。
合わせてみたけどやはりストレートビューファインダーとは穴径が全く合わず取り付けはできなかった。
これは残念だった。
だが、モニター部もあるんで、ストレートでは使いづらいかもしれないな、と思うことで気を紛らわせることにした。
パチン錠の外し方
バキュームチェックをした後は裏ブタがみっちりとはまり込み、パチン錠を外した後手で裏ブタを引きはがすことが難しい。
そこで以下のような手順で裏ブタを開けるのが良いのではないかと考えている。
写真のような感じに、パチン錠をはめ込む。
次にパチン錠を開ける。この時てこの原理で売りきされたはめ込んだ部分が、裏ブタを開けるような方向に動く。これを両サイド一度にやることで簡単に裏ブタを開けることができた。
バキュームチェック時のポンプ操作
バキュームチェック時に緑ランプがつくまで100回近くポンピングアクションしないといけない。
面倒な場合は、ちょっと汚いが、自分の口で中の空気を吸い出してからポンピングすると早いかも。
またポンピングする場合、こんな感じに取り付ける。マニュアルにも書いてはあるけど。
あと初回、ポンプから全く空気が抜けなかったので、一度分解組み立てを行った。
それほど難しくないので、おかしかったらやってみたらいいと思う。
一応、私はグリスも塗っておいた。
カメラのモード設定
R50を水中で使う上で、こう設定しておいたほうがいいのかなという項目について。
ボタンの割り付け
変更したものだけ。
静止画 | 動画 | |
動画撮影ボタン | パワーオフ | ー |
* | 測光・AF開始 | 測光・AF開始 |
←キー | 全域トラッキングの開始/停止 | デジタルズーム |
→キー | 画面の表示先切り換え | 画面の表示先切り換え |
↓キー | AFフレーム中央戻し | 動画サーボAF一時停止 |
- パワーオフ
水中でON/OFFノブの切り替えより、ボタンでOFFの方が手早くできるため。
なお電源ONはシャッターボタン、再生ボタンを押すことでできるらしい。 - 測光・AF開始
親指AFのため。動画撮影はいらないかもしれない。 - 全域トラッキングの開始/停止
通常は絵作りのためフォーカス位置を細かく指定するが、一瞬を逃したくない被写体のために全域トラッキングをすることができるようにしておく。 - デジタルズーム
特になし。 - 画面の表示先切り換え
モニターとEVFの表示切替を1ボタンでできるようにするため。 - AFフレーム中央戻し
遠目に移動させたAFフレームを中央にとりあえず戻すため。 - 動画サーボAF一時停止
マクロ撮影時にAF動作を中断させて、意図しないピンの移動を防止するため。
メニュー項目の設定
現状2つのみ、こうしたほうがいいのではという設定項目がある。
画面の表示先設定
「モニター固定」にする。
もともとがモニターを主とするから。天気がいい場面でEVFを使う場合にはボタン割り付けをした「画面の表示先切り換え」で切り換えるようにする。
撮影画像の確認
撮影画像の確認時間は「切」にする。
これも、モニターを撮影時の主画面にする都合上、撮影画像の確認画面が出てきてしまうと被写体を逃してしまうから。
これに関しては、7D/OVFのカメラと違うとつくづく思った。
早い被写体が追えなかった。
第1回目の撮影を終えて
以上が、第1回目の水中撮影を終えて、改善しなければいけないという項目とその対応を書いてみた。
水中ではシャッターレリーズのばね強さにより、かなりぶれを量産してしまったのだけど、今回ので改善できたらいいなと思っている。
あと、やはりフラッシュは偉大だ。どんな感じでもとりあえず被写体を止めてくれるし、光量が少なくてもそれを補ってくれる。
マクロ撮影でF9近傍で撮ろうと思うと、シャッタースピードが遅くなったり、ISOが上がったりで条件が悪くなることがほぼほぼ。リングライトといっても40cmも離れればもう光量不足に悩まされるしな。
禁断の本体改造も視野に入れて、内蔵フラッシュが使えるようにしようかなと思う、今日この頃だ。
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