Apeks WTX BCD購入-組み立てまで

使っていたアクアラングのDimension i3のレバーがとってからポキッと折れてしまったため、修理に出したのだが、浮体にも数か所穴が開いていたため、それも一緒に修理しないと、出荷できないということになった。
穴が開いていて空気が抜けるBCDを修理出荷できないというのが業者の話。まあある意味しょうがないかなと思い、修理金額を聞いたところそれなりの値段となっていた。

Dimension i3は購入から8年経過しており、なんかあったら新しいBC購入しようかなとも思っていたため、そうすることにした。

購入するBCDは、こちらでも検討したBP/Wの組み合わせのもの。

ただ、その中で日本の代理店で購入可能だと思われるものは、HALCYONとDive Riteだけのようだったのだが、ApeksのWTXが日本アクアラング経由で購入できることが分かったので、Apeksのものにすることにした。

あと、Dimension i3を修理に出したとき、「これを下取りにさせてもらうこともできますよ」とのことも決定の一助となった。

Apeks WTX

具体的な詳細はこちらを参照。

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今回購入したものは、以下になる。

WTX ドーナツウイング30 ¥47,000
WTX ウェブドベルトASSY ¥17,000
WTX スチールバックプレート ¥26,000
WTX シュアロック™ ウエイトアタッチメント ¥9,500
WTX ウエイトポケットSL ¥21,000
エキストラウエイトポケット ¥2,800
タンクバンド ¥3,800*2

購入は、よく使う都市型ショップ。下取り等を含め、1割位購入価格は下がったかな。

WTX ドーナツウイング30

30lb/13kgの浮力を保持する浮体になるのだが、エアをパンパンに入れても、それほど大きくならなかった。
Dimension i3は20lb/9kgなのだが、エアを入れると結構な大きさになった気がするのだが。サイズにより浮力が変わり35lb/16kg or 50lb/23kgとなっていた。たぶん私のは50lb/23kgの方かな。結構浮くやつだったんだな。(2020/05/19訂正)

ドーナツウイングは、外側のシェルと内側の浮体の二重構造になっており、内側の浮体だけだともしかしたら30lb/13kgで、外側シェルはそこまで膨らまないといった印象を受けた。
これは、実際海で使ってみないと分からないかもしれない。

インフレーターはちょい短めでホースは結構柔らかい。ただエアダンプ機構はついていない。アクアラングのパワーライン2インフレーターは接続可能だと聞いた。

 補足

ちなみに本当に購入したかったのは。WTX D系統のウィング。
こちらは、日本に輸入されておらず、外側のシェルの素材がつるつるなもので、水切れがいいらしい。またインフレーターはエアダンプの機能がついている。

一応、輸入してもらえないか打診したが、だめだった。
輸入するにしても、次回の一括購入時の船便に載せるから時間がかかるよ、とのことだった。
ほんとか?

ウェブドベルトASSY

このような部品のみが入っている。

Dリングは、角度付き2つ、ストレートが3つ。
ストレートは、おしりと腰横に付けるもので、角度付きは肩に付けるもの。

ウエイトポケットSLにDリングが付いているため、腰横にはDリングを付けないこととした。
お尻のDリングは一応付けたが、使わない可能性が高いので、将来的に外すかもしれない。

ウエイトポケットSL

ウェイトベルトを用いれば必要ないかもしれないもの。

Dimension i3の時から、ウェイトベルトを使わない派だったため、こちらを使用することにした。
ウェイトベルトは、陸上で締めても海中ですぐ緩み、締めなおす必要があったので、嫌いだったため。

Apeks WTXのウェブドベルトを使う場合、バックプレートに固定するため、別途ウエイトアタッチメントが必要。
ウエイトアタッチメントがなくても、ベルトに通すことはできるのだが、前後にずれやすくなるので、ウエイトの緊急抜き取りができなくなるかも。

 タンクバンド

アクアラングの普通のタンクバンド。

グリップロックタンクベルトと迷ったのだが、以前使わせてもらったとき、ロックのスチール部分での開け閉めをする際、手が痛かったのでやめた。
暖かい時期は何とかできるかもしれないが、冬はだめだと思った。

価格について

ウエイトポケット類を除くと、定価で¥97,600。タンクバンド以外は、日本じゃあまり値引き販売はしていないみたい。まあ、もともとBP/Wの販売する場所がないのだけど。

海外からの輸入の場合Apeksは日本アクアラングがあるせいか、日本への送付は軒並みだめになっている。

一応探してみたが、結果$728。現在の円両替レートとクレジットカード決済レートを考慮すると1ドル112円と換算し¥81,536。送料は不明だが、聞くところによると$50~$70ぐらいらしい。そうして考えると、日本で購入した場合の1割超引きぐらいか。

ここら辺の価格差をどうとらえるかは、個人によるが、今回は下取りや日本の正規購入ルートを使ったことによる安心感を買ったと思おう。

組み立て

BP/Wは基本的に、自分で組み立て、調整する必要がある。
組み立てのための説明書に関しては、英語版2枚が付属してきた。
それぞれ、金属プレート用、ウルトラライトプレート用で別れており、これに従って進めれば、それなりに組み立てられる。

組み立てで写真を撮り掲載したかったのだが、取れたのはこれだけ。

これは、バックプレートの上側にベルトを通して、そこにスリーブを付けた時のもの。

この後、何度も試行錯誤をして、ベルトをプレートに通しては、外し、の繰り返しをしていたため、写真を撮るのを忘れてしまった。

悩んだ点は、次の通り。

  • 3-barスライドの通す方向
    Dリングをベルトに固定するのに3-barスライドというものを使う。

    3-barスライドは、この図の左側のもの。
    組み立てた後はこんな感じ。

    ベルトは、幅が短いもの使用している。
    何が、問題か。
    3-barスライドの前後ろを間違えると、Dリングが体の外側に出るような形に固定できないところ。
    特に肩のDリングを付ける際には、何度か間違え、入れなおした。
    このベルトが長くかつ結構固いので、入れなおすのが面倒くさかった。
  • 腰のDリング取り付け
    一通り組み立てた後、ウエイトポケットを付けるためのアタッチメントを付けたる際に、そちらの説明書を見たところ、腰のDリングや3-barスライドのストッパーが必要なさそうな図解になっていたところ。
    実際、ウエイトポケットを付ける際に、腰のDリングが邪魔になり、初めて、それが必要ないことが説明書で確認できた。
  • ウエイトポケットとアタッチメントへの取り付け
    実際の取り付け方法は説明書に書いてあるのだが、面倒。
    裏側を六角レンチで固定し表側を-ドライバーで締める要領なのだが、ネジ頭が直接見える形になっておらず、手間取った。
    二人でやると取り付けしやすいかもしれない。

ベルトは、長ければカットして後処理する必要があるのだが、実際に海で調整後切ったほうがいいとのことなので、またあとで。

調整

Dリングの位置や、バックプレートの位置などの調整をする必要がある。
調整に関しては、以下のURLを参考にした。

How to Assemble a Backplate and Continuous Weave Harness - International Training - SDI | TDI | ERDI | PFI
The assembly of a backplate and a continuous weave harness is a skill that many experienced divers have perfected throug...
http://dir-diver.com/en/equipment/backplate_adjustment.html

Dリングへの取り付ける装備

Dリングの位置などはテック系の集合知のようなので理屈に合ったものになっているとは思う。ただレクレーショナル系では、必要がないDリングはとってもいいし、場所も移してもいいと思う。

クロッチにあるDリングは、レクレーショナル系ではいらないのではないかな。
それぞれのDリングに取り付けるものは、次のような感じだと思っている。

  • 右肩
    オクトパス。ただロングホースを使っている場合は必要ないかも。
  • 左肩
    ライト類。
  • 左腰
    圧力計。
  • 右腰
    不明
  • クロッチ前
    水中スクーターに引っ張られるための紐
  • クロッチ後ろ
    不明。もしかしたらSMB?

必要がないDリングつけなくてもいいかも。

完了

こんな感じで、組み立て完了。

思ったより、ウィングが横に飛び出ていないので、タンクに手をかけて担ぎやすい印象があった。
後は、実際に海に出て、ベルトやDリング位置の微調整と必要ウエイト量の調整をすればいいかな。

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