ダイコン-conservativeという単語について思うこと

ダイブコンピューターのアルゴリズムの設定の英語版のヘルプにはconservativeという単語が良く使われる。
日本語版のダイブコンピューターでは直訳なのか、保守的/保守性の様に書かれていることが多い。

日本語で「保守性」と書かれていれば、それはどちらかというと機器の整備性能を表すことが多い。英語で言うとmaintainabilityになるか。
日本語で「保守的」と書かれていると、従来からの伝統を変更しないといった意味合いが強いと思う。

そのため日本語のヘルプで「保守的/保守性」と書かれてもどうしてもピンとこない。

ちなみにTUSAのダイコンは、SF(セーフティファクター)、安全係数と言っているので、たぶん保守的と日本人に言ってもわからないので、わかりやすい単語に置き換えているのだと思う。

じゃあConservativeに対しての対義語は何か?と調べてみたら、以下のようなサイトがあった。

Liberal vs Conservative Dive Computer Algorithm - Scuba Diving Gear
There's a host of different dive computers out there. Each has its own algorithm to keep you safe. Some are conservative...

上は、Conservativeの対義語としてのLiberalを入れているのだが、こちらは「寛容な」といったニュアンスが近いのかもしれない。そうするとConservativeは日本語訳すると「狭量な」になるのか。

なおスントは以下の様になっている。

個人(コンサバティズム)設定とダイブへの影響について
Suunto FusedTM RGBM 2アルゴリズムとSuunto FusedTM RGBMアルゴリズムを採用しているSuunto EON Steel、EON CoreおよびD5ダイブコンピュータには、5段階の個人設定オプション(+2、+...

あてている単語はaggressive。日本語ページだと、保守的と積極的としている。
ただ、ページ下を見るとConservativeを「控えめ」と翻訳している。

実際の設定内容や減圧理論などを見てみると、TUSAにダイコンのヘルプに書かれている安全度、もしくは安全係数と言った単語が一番しっくりくるのかもしれない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました