Simplify3Dで出力したGコードファイルを使っていて、Adventurer3側で出力を開始した時、「コン」とフィラメントの送りホイール(とAdventurer3のマニュアルに書いてあった)から音がした。
まだ、ベッドの上にノズルが行っておらず、なぜ音が鳴るの?とちょっと疑問に思ったので、出力されたファイルをちょっと見てみた。
リトラクション動作の出力
Simplify3Dのパラメータでは、5mmのリトラクションを設定しており、オーズコントロールの動作の「リトラクションが適用される~」のパラメータもOFFにしていたため、基本的にフィラメントを出力しない移動の前にリトラクションが実施されることになると思う。
実際、そうなってはいたのだが、なぜかしょっぱながリトラクションで始まっていた。
M104 S210 T0
M104 S0 T1
; process RepRapper PLA-B Mid Fill
; layer 1, Z = 0.230
M108 T0
G92 E0.0000
G1 E-5.0000 F2400 ; なぜかリトラクションをしている
; feature skirt
; tool H0.230 W0.400
G1 Z0.230 F300
G1 X-21.389 Y0.000 F4800
この段階ではノズルの温度は指定温度に達しているが、プリ出力されていないので、ノズル内のフィラメントがノズルにくっついていたためか、リトラクションで音が出てしまったものと思われる。
ちなみに、FlashPrint側ではこのような動作になっていない。
対応方法
対応方法とは書いてみたが、パラメータをどのような設定にしても、リトラクションを行う設定にしていたら、出力されるようで、抑制させることができなかった。
このリトラクションのコードの除去も、プログラム側で対処するしかないのかな。
その他
ついでにEコードについてみていたら、FlashPrint側は1000を超える値になる場合、G92でEをクリアしている。
Simplify3DはGCodeタブの射出距離をゼロに設定できますにチェックを入れている。これにより、フィラメントを出力しないノズル移動の前にG92でEがクリアされている。
FlashPrint側の出力を信じるわけではないが、できるだけ、Eを0クリアしないほうが良い出力結果が得られるのだろうか。
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