サポート構造体がはがれた

Simplify3Dで出力したデータで、同じ個所でサポート構造体がはがれたので、理由を想像してみた。(はがれたものの写真は撮っていなかった)

1回目は、続行不可能な状態だったのだが、2回目ははがれたものを、素早く切ったことで、続行可能だった。

はがれた場所

出力したファイルをSimplify3Dのプレビューで見たところ、次のような状態になっていた。

はがれたところは、この位置だったので、赤丸部分のサポート構造に問題があったと思われる。

この部分、計測してみたら次のような状態だった。

  • 0.1mm以下の長さの移動
    0.01mm以下の移動というのもあった
  • 鋭角にパターンが移動している
  • 直下にフィラメントの出力がない

たぶん、高速に鋭角で短い距離を移動し、下にくっつく場所がないため、まずノズルにフィラメントがくっつき、かつ、この部分を起点に出力したフィラメントを引きはがしてしまったものと思われる。

利用したフィラメントが古いものだったというのも、一つの要因かもしれないが。

対策?

Simplify3Dの設定を見る限り、このようなサポート構造を作らないような設定はないみたいだ。

サポート構造のスピードを指定するのはあるのだが、それを設定すると、サポート構造が多いと、全体のスピードも遅くなってしまうし。

これも、後処理で、鋭角部分の出力スピードを落とすなどの修正を入れなければいけないのかな。

補足

FlashPrintの枝状サポート構造だと、高さがあると枝が根元から剥がれてしまったので、Simplify3D側のサポート構造のほうがいいと思ったのだが、こちらはこちらで、このような落とし穴があったとは。

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