ストロボの購入-YS-D1からS-2000へ

7年ほど前に購入したSea&SeaのYS-D1が故障してしまったので、新たにINONのS-2000を購入した。

YS-D1は既に生産終了したものなのだが、当時としてはGNも高くかつ他と比べても安かったので購入したもの。またそれ以前に使用していたのが同じSea&SeaのYS-110αだったので、Sea&Seaから選ぶのが良いかなと思ったのもあった。

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今回の故障は、スイッチを入れたあとちょっと経つと自動的にストロボが発光してしまうといった症状になったこと。
多分、光検知部分の回路が行かれてしまったのではないかとは推察している。

今回購入したのはINONのS-2000。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/divingya/INO-S-2000.html

クーポン利用などをして、それなりに安く購入できたかなと思う。

S-2000にした理由と使用感

前までは、ワイドもマクロも両方撮りたかったため、とりあえずGN命といった感じで選んでいた。

今では撮影はほとんどマクロだけになってしまったので、GNはそれほど必要とせず、また小型・コンパクトといったものの方を優先した。
またいろいろな掲示板等を覗き見ると、INONのほうがTTL動作には定評があるようだった。

Sea&Sea側はフラッシュトリガーの種類を結構選ぶらしく、トリガーサイドにある程度の光量がないとうまく発光してくれないとかなんとか、と掲載されていた。
この頃は、トリガー側がストロボではなくLEDを使ったものが多くなってきており、それにうまく対応できなかったらしい。(これはYS-D3の初期バージョンの話だけかもしれないが)

将来的にカメラ側を更新する際にもの、TTL動作がうまくできることを望んで、S-2000としてみた。

実際に使用してみて、TTL調光についてはほぼ問題なく使えることが確認できた。

YS-D1とS-2000を比べてみて

写りを比べるのではなく、取扱い方法に関してちょっと書いてみたい。

操作パネルについて

操作パネル側から見た写真。

左がYS-D1、右がS-2000。大きさに関してはS-2000の方が断然小さいのがよくわかる。

次にスイッチ類。
赤丸部分がメインスイッチ、黄色丸が調光量を補正するロータリースイッチ。
S-2000の方が小さいことが分かる。

スイッチ類の操作に関しては、断然YS-D1の方が操作しやすい。たぶんグローブを付けていても回しやすいんじゃないかと思う。方やS-2000の方は場所が悪いというのもあるかもしれないが操作しづらい。

メインスイッチはスライドしやすいので、指でつまむより、指の平で押しながらスライドさせるといった感じになる。
ロータリースイッチの方はちょっと渋めというのもあるのだが、回しづらい。
こちらもつまんで回すのではなく3方向に出ている突起部分に指を引っ掛けて回すというのが正解なのだろう。
ただ白丸部分にあるマグネットを固定するためのネジのため右側の操作領域が少なくなるといったこともあり引っ掛けて回せるのは1~2ノッチ程度。一気に複数ノッチ回すというのは難しい。

逆にYS-D1の方は大きさも、操作に邪魔になる突起物もないので操作しやすい。

INONでもD-200やZ-330の画像を見る限り、設計方向はYS-D1と同じような形だったので、S-2000は基本スイッチのON/OFFだけで利用するというのが前提なのか?

まあYS-D1のメインスイッチもちょっと緩く、1発光マニュアルの位置に入れていたのがTTLやプリ発行キャンセルマニュアル位置にずれていたことが結構あるのでいいとも言えないのだが。

プリ発光キャンセル機能

気になったのが白丸部分の機能。
これは、マグネットを入れていないとプリ発光キャンセルするというもの。

YS-D1はメインスイッチにプリ発光キャンセルかそうでないかの設定を持たせているが、S-2000はそれを別のスイッチで制御している。

確かにプリ発光するかしないかは、カメラに依存し、大体のダイバーはそう頻繁にカメラを変えるわけではないので別設定にしておいた方が便利なのかもしれない。

パイロットランプ


YS-D1は操作パネル側にパイロットランプがある。


S-2000は発光面側にパイロットランプがある。

これは操作パネル側にあったほうが良いかなと思った。

撮影時スイッチがOFFの状態で撮影してしまったことがあった。
ストロボがなくても適正露出近傍だったのもあり、撮影した結果を見てもストロボが光っているかどうかが分からず、撮影後ストロボを覗いて見たらスイッチがOFFだったという状況だった。

YS-D1はストロボチラ見するだけでON/OFFの状態が分かっただけに、この点は不満に感じた。

電池収納箇所について

YS-D1で結構困っていたのがバッテリーの蓋の構造。

こんな感じに、蓋側にOリングがあり、はめ込み蓋にある白丸ぽっちがあるところをスライドさせてロックするという機構になっている。
これで問題だったのが2点。

  1. Oリングがねじれる場合がある。
    Oリングが若干柔らかいというのもあるのだが、蓋をはめ込む際にOリングが一部はみ出しねじれてしまうことがある。
    これ自体は問題ないのだが、そのねじれが外側から確認しづらいのが問題。蓋の構造が若干複雑で突起が結構あるのでうまくはまっているのかどうかが分かりづらい。
    そのため、ねじれたまま海に入れ水没といった状況になる。
    実際以前もっていたYS-110αをこれで水没させてしまった。
  2. 砂が入り込みやすい。
    蓋の脇部分が凹型になっているのでそこに細かい砂がたまりやすい。
    砂地などで撮影をしていると、この部分に砂がたまり、蓋を外す際に必ずOリングに砂が付いている。
    そのため、この部分の確認・清掃が必須となってしまう。

対してS-2000はこうなっている。

本体側にOリングがはまっており、ねじ切りがしてある蓋でロックするといったもの。
また蓋が透明になっていて、蓋を閉めた後Oリングに異常がないかも確認できるようになっている。
これは秀逸だなと思った。

ただOリングをはめる溝がちょっと太目かなと思った。
のだが、ちょっと計測してみたらOリングの溝設計のページの値と見比べてみたら正しい値だった。

取り付け部

アームに取り付けるため、Zジョイントを別途購入。

INON/イノン Zジョイント : 704360450000 : AQROS ネットショップ - 通販 - Yahoo!ショッピング
INON/イノン Zジョイント


取り付けた状態がこちらになるだが、よかった点は締めた分だけちゃんとしまってくれる点。
これをathenaのATPF port ring armに取り付けるのだが、アームとの間に取り付けのため隙間がある。

404匈中

YS-D1は取り付け部が固いため締めてもしまってくれず、結構ゆるゆる状態になってしまう。そのため、隙間に薄いプラスチックなどをはめ込み緩まないようにしていたのだが、S-2000側はそうならないのでよかった。

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