昨年末に、FlashPrintの5.2.1というのが出ていたらしい。
それに一つパラメータが追加されていたので、どのようなものなのか調査してみた。
追加されたのは、「その他」-「Material Shrinkage Compensation」。
ChangeLogsには以下のような記述がしてあった。
材料の収縮により寸法の補償機能を追加
出力結果
デフォルト値は0%。この値を1%にした場合に出力した結果は以下の通り。使用したのは20mm Box。
上のM118の行を見てわかる通り、XYZともに大きくなっている。(左が0%、右が1%)
実際の出力データを見比べてみたところ、20mm Boxを1%、XYZともにスケーリングした結果のもので出力されていた。
オブジェクトが大きくなっていたので、プレ押し出しやラフトのXYサイズは変化していたが、モデルを出力した底面のZ値は、パーセンテージを変更しても変化はなかった。
モデルをスケーリングした結果との出力差
材料の収縮により寸法の補償機能を追加
これに対応する機能としては、もともとモデルをスケーリングする機能があり、こちらを使っていたのではないかと思っている。
試しに、こちらで1%大きくしたものを出力したのと、「Material Shrinkage Compensation」に1%設定し出力したものを比較したところ、まったく同一の出力結果を得られた。
Material Shrinkage Compensationの使い時の考察
まず、GUIで配置したモデルにスケーリングを行うことで「Material Shrinkage Compensation」の代替になるので、「Material Shrinkage Compensation」をどのような時に使うのかいまいち不明。
プレートギリギリのモデルを使用する場合は、実際に目で確認可能なGUI側のスケーリングの方が有利。間違って大きくした結果プレートからはみ出してしまうようなことになったら、目も当てられないと思われる。
あえて使うとすれば、初めて使う材料の収縮率を見るため、サンプルモデルを異なる比率で出す場合なのか?
それも、比率を変えたモデルを複数プレートに配置して結果を見たほうが早いような気もするが。
分からん。
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