今まで「Adventurer3のAuto Levelingとは何だろうか」とずっと思っていたのだが、販売元が言っている言葉の意味がようやく分かった。
- 2022/09/05
9点校正の方法について、最後に追記
たまたまアリに製造元(たぶん)からの販売ページを見たのだが、以下のような図があった。
対比として出ている右側のマニュアル校正を見てみると、よくあるFDM系3Dプリンタのベッド調整用のネジを操作している図。左側はレーザー当てて水平を見ているようなイメージなのだが、まあそれは置いておいて。
つまりAdventurer3は「校正」メニュー内の操作で、ネジをまわすのと同じ操作ができ、これをAutomatic Levelingと言っているのだろう。
あと、気になるのが日本側サイトで出ている「キャリブレーション不要」の部分。
たぶん、英語版のAutomatic Levelingを意訳したものではないかと思う。
海外販売サイトは「No calibration」という書かれ方はなく、あくまでLevelingがautoだよ、しかないし。
Adventurer3の大きな問題点は、ベッドの平坦度が悪いという点。
プラスチック成型されたものなので、ゆがんでしまうのはしょうがないかもしれないが、それを踏まえて製品を作ってもらいたかった。
最新のファームでは、ベッドの9点を校正点として計測できるようなのだが、それをどのように使用しているのかが不明なのがつらい。
想像するに、校正点に合わせZ軸をファーム側で微調整するのだろう。
もしそうであってもZ軸自体には遊び(バックラッシュ)があるんで、私のマシンでは0.2~0.4位の上下動にはあまり意味がないんのだが。
遊び除去のため、Gコードの編集をするプログラムを作って品質を上げるぐらいだったのに。
上の9点校正、9点を移動する疑似的なGコードデータを作り、ダイヤルゲージで測れば、仕様みたいのわかるのかな。
9点校正
長らく不明だったのだけどAdventurer4の英語マニュアルに記載があった。
機構的に同じようなものなので、たぶん同じ機能なのだと思う。
日本語マニュアルにはその日本語訳の記載がないところがなんとも言えないところ。
英語版の該当部分を切り出したのがこちら。(下は翻訳したもの)
After calibration, the software will automatically calculate a mean value for compensation.
キャリブレーション後、ソフトウェアが自動的に補正のための平均値を計算します。
9点の高さを計測後、その平均位置を基準とする高さにするのだろう。
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