Dart/Flutterで名称のプリフィックス文字の運用についてしらべてみた。
Dart
Dartのコーディングスタイルにはプリフィックスはつけないほうが良いとの記載がある。
Effective Dart: Style
Formatting and naming rules for consistent, readable code.
上記の様にEffective Dartに記述がある。
昔は変数名やメソッド名から、それが何をしているのか類推するすべがなかったので、プリフィックス名などを付けて識別させていたようなのだけど、現在の言語もしくはDartではその開発環境で変数やメソッド名に付けられた情報、例えば型とかコメント情報をツールチップ等で教えてくれるので、そのようなことをやる必要がないというのが、その理由。
Flutter
Effective Dartにはプリフィックスはつけない方が良いよと書かれているのだけど、Flutterのグローバル定数には「k」を付けるように推奨されている。
Style guide for Flutter repo
Flutter makes it easy and fast to build beautiful apps for mobile and beyond - flutter/flutter
ただこちらのスタイルガイドはFlutterフレームワーク向けのものになるので、一般向けとしてはEffective Dartに従うのが良いのだろう。
とは言っても、Flutterのグローバル定数の命名規則に沿ってプリフィックス名を付けてしまっている自分もいる。
「k」の由来
ちなみに、上の「k」が定数のプリフィックスとして付けられてきた歴史は、FlutterからではなくたぶんC言語以前の言語の時からだと思われる。
変数に意味合いを持たせるためにプリフィックスを付けるようにしたのだけど、定数(const)の”c”は文字(char)で使われているため、ドイツ語の定数(Konstante)の”k”を使うようになったとのこと。
コメント