自分は、文書作成にOffice365 Soloを使っている。
これが、商用利用可能かどうか一応調べてみた。「office 365 solo 商用利用」とググると、結構な検索結果が上がってきていたのだが、なかなか要領を得ない部分が多かった。
まずは、マイクロソフトの規約について見てみた。
なおこの情報は2019/10/03時点のものになる。
Office 365はMicrosoft サービス規約とMicrosoft サービス規約の補遺で成り立っているようだ。
まずは、Microsoft サービス規約(2019/08/30発行)。
https://www.microsoft.com/ja-jp/servicesagreement/に記載されている。
Office サービス
i. Office サービス Office 365 Home、Office 365 Personal、Office 365 University、Office Online、Sway、OneNote.com、およびその他すべての Office 365 サブスクリプションまたは Office ブランドの本サービスは、マイクロソフトとの別途の契約に基づき商用使用権を有していない限り、お客様が個人的に非商用目的で使用するためのものです。
一見商用利用できないように見えるが、これにはOffice 365 Soloの記載はない。
次に、Microsoft サービス規約の補遺(2018/10更新)。
https://www.microsoft.com/en-us/Useterms/Retail/Office365/Solo/Useterms_Retail_Office365_Solo_Japanese.htmに記載されている。
この中の1.インストールと使用権: アクティブ化-a. ライセンス、サインインするユーザーとデバイスの数、その他の条件- (ii) に以下の記載がある。
Microsoft サービス規約に記載されている非商用目的の制限は、Office 365 Soloをご利用のお客様には適用されません。
ただし、そのあとの(iv)には、以下の記載がある。
本サービスおよび本ソフトウェアは、商用、非営利、または収益が発生する活動では使用できません。
これら規約をまとめると、一番最後の内容が有効になるので、使えないという結果になるのではないかと考える。
ただ、上記とは別文書がマイクロソフトから出されている(作成日付不明)。
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/homeuse/commercial-use-office.aspx
これには、以下のような記載がある。
Office 365 製品およびOffice2019製品はすべて商用利用権が付属しております。
他の人も結構調べた人がいたようで、これが詳しく記述されていた。
https://choisuki.com/archives/847
このページの日付は、2018/03。この中の「2.Office 365のライセンス条項」には、上に記述した補遺の(iv)が記述されていて(ii)の記述がなかった。
これは想像だが、このような問い合わせがあった後、急遽(ii)の記述を追加したのではないかと思う。
マイクロソフトとしては、Office 365 Soloは商用利用可能といういことを表したいのだと思う。
ただ、(iv)の記述の変更をしていないので、なんとも中途半端なのは否めないと思う。
(ii)に追記するのではなく、(iv)の最後に追記するか(v)を新たに起こしてもらえればよかったのに。
自分としては、「一般消費者向け Office および 一般消費者向け Office 関連製品の商用利用権について」と補遺1-a-(ii)の記載をもとに、Office 365 Soloの商用利用はOKととらえたい。
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