Amazonでプロモーション+クーポン引きがあり1kg約2100円と安かったので、とりあえず買ってみた。
使用感
フィラメント自体は透明だが、印刷結果は透明に近い白。厚みがない部分は、向こう側が若干透ける。
巻はきちんとしていないが、特に引っ掛かりものなく使える。
パラメータをチューニングした結果、カンカン音もなく出力ができた。(当初、底面がベッドから浮いてしまうことがあり、これをフィラメントが悪いためと思っていたが、ベッドの水平を取ったところ、浮くことはなくなった)
出力時、若干の糸引きはあるが、PLAと違いナイフで簡単にそぎ落とすことができる。出力物は、寸法誤差は少なく、PLAより若干柔らかく感じた。
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左がPLA、右がPETG
PLAよりやわらかいので、出力後の後処理はやりやすいが、出力スピードを上げることができなかった。
また縦横の細いところは、積層方向に沿ってもげてしまう。積層方向の接着力を高めることができなかった。
Adventurer3のノズル温度を245~250に持っていくことができれば、その温度で試すことができたのだが。
上記プリントの、煙突部分はちょっと力を入れただけで、屋根の下の柱の部分はそれなりに力を入れるともげてしまった。
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もげた煙突の根本
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もげた柱の部分
出力パラメータ
このパラメータより、スピードを落とした場合やノズル温度が低い場合、カンカン音がした。また、リトラクト後のフィラメント押出時に引き込み量と押し出し量に差があるためか、時々エクストルーダーからノック音がした。
冷却開始層を遅くしたのは、ベッドとの食いつきをよくできるかと考えたため。
速さ重視
射出量 | 0.95 |
レイヤー厚 | 0.18 |
第1レイヤーの高さ | 128% |
ノズル温度 | 240 |
ベッド温度 | 70 |
冷却開始 | 4層から |
基本プリントスピード | 30mm/s |
XY軸移動速度 | 60mm/s |
精度重視/強度重視
射出量 | 0.97 |
レイヤー厚 | 0.1 |
第1レイヤーの高さ | 160% |
ノズル温度 | 240 |
ベッド温度 | 70 |
冷却開始 | 4層から |
基本プリントスピード | 25mm/s |
XY軸移動速度 | 60mm/s |
最後に
2018年12月時点では、PETGにしては安く買えたのだが、2019年1月には、元の値段自体が1000円ほど高くなっていた。ほかのPETGのフィラメントの値段を横並びで見て、あまり変わりがないようだったら、今後も利用するかもしれない。
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